世界のあちらこちらにあるクライミングスポット。
観魅処~かんみどころ~でも、いくつかご紹介してきました。
まだまだありますよ!世界は広いものです。
2020年、東京オリンピックでの正式競技決定したクライミング競技。
競技としてはルールがあり、壁の作られ方も様々です。
しかしアトラクションとしてのクライミングは、あくまでも登山技術の一つ。
いかに頂上にたどり着くか! (もちろん安全はありますが)
「なぜ登るのか?」
「そこに壁があるから!!」
当たって砕けるわけにはいきませんが、登り切ったときの達成感といったらたまりませんよ。
今回見つけたクライミングスポットは、壁は壁でも高すぎる壁。
そして競技では有りえない、楽しすぎる壁。
この2つを紹介します!
Diga di Luzzone dam/スイス
壁と言えば正真正銘の壁。
ダムです!
水を止める巨大建築物。
世界にいるクライマーは「登りたい!」と思うのは当然です!
ここまで整備され、強度に間違いはない、まさしく巨大な壁。
これを突破しないわけにはいきません!
ダムにホールドを設置して、リードクライミングできるようになっています。
その高さ165m!
日本最大級と言っても、そのほとんどは約15m。
自然の山にある岩壁でも、50m60mともなればなかなかのものです。
それが165m!
世界最大のクライミングウォールです。
ダムをクライミングウォールにしてしまおうと考えるなんて、クライミングが盛んな北欧は考える事が違います。
観光コンサルタントとして見ても、実はスイスというのはアドベンチャー大国。
優雅な自然とヤギとブランコなんてイメージは、それこそ“無いイメージ”なんです。
ダムという形状上、実は上に行くほど傾斜がきつくなり、難易度が増します。
これに加えての高さです。
ルッツォーネダムを登ることがどれだけ困難なことなのか、お分かりいただけますでしょうか?
実は以前、バラエティー番組の「イッテQ」でイモトさんが挑戦したことがあります。
マッキンリーに挑戦するときの、クライミングトレーニングという企画でした。
当たり前と言えば当たり前ですが、目にするだけで心が折れる、そんなリアクションでしたね。
やはりダムという事だけあって「壁の反り返りがすごい」と言っていたのが印象的でした。
4時間かけて登頂成功との事でしたが、これはもう根性ですね。
4時間も登り続けるなんて・・・僕はできません。。。
クライミング体験はなしに考えても、スイスに行かれる際にはぜひ登っている米粒の様な人影を見てみてはいかがでしょうか?
ちなみに、登り切った先に見えるのは、雄大なアルプスです!
Extreme Edge/NZ
そしてもう一つは、子供も楽しめる色彩豊かな人工壁。
ダムとは違って大きさこそはないものの、この色使い、外国ならではの感覚ですね。
どうしても人工のクライミング壁というと、様々な色のついたホールド(突起)を手掛りに壁を登るとの認識があります。
しかしデザインの中に、掴めるところを掴んで登るという発想。
これからのクライミング施設は、このように進化していくのでしょうか・・・
こちらも自然豊かな環境に、様々なアトラクションが楽しめる国、ニュージーランド。
観光コンサルタント石田宜久の第2の故郷で、観光の正しい知識と技術を日本に持ち帰ろうと思った原点です!
トレッキングはもちろん、山も多彩で、クライミングが盛んな国の一つでもあります。
確か、世界的クライマーにニュージーランド出身の方が何名かいたかと思います。
ニュージーランド最大の都市オークランドにこのクライミングウォールがあります。
エクストリームエッジのブランドでは3つの施設があり、パンミュラ店はオセアニアで最大のクライミング施設となっています。
そのインパクトは、なんといっても多色多彩のカラフルな壁!
この辺の感覚は、上記しましたが、ホント日本人にはないですね。
ボルダリング壁・トップロープ壁・リード壁。 カラフルな壁があるエリアは、ほとんどがレジャーで来ている方が多く、スニーカーで登っている人もいるくらい。
家族連れでも気軽に登っている感じですかね。
エリアを隔てて、難易度の高い、本格的なクライミングジムも併設されています。
ここも日本のクライミングジムとは大きく違うところです。
安全の意味もあって、クライミングシューズは絶対必要で、持っていない人はレンタルをしなくてはいけません。
また子供でも登れる壁も、超高難度の課題のある壁もすべて一緒です。
なので「とことん課題に打ち込みたい」と思っているクライマーさんも、タイミングによってはお子さんがワイワイしている中に身を置かなくてはいけません。
逆に、いつ落ちて来るかわからない、難しい課題をしている大人の中に、小さい子供もいるという事にもなります。
もちろん、クライミングは怪我やリスクが有るということを理解したうえで、成り立っているスポーツです。
なのでこれがどうということはありませんが、レジャークライマーと打ち込みクライマーにとって最適なエリアが分かれているという点では、お互いの利点はありますね。
話を戻します!
こんな風に誰でもクライミングを楽しめる!というのは、これからのクライミングジムの課題になるでしょう。
その見本ともなるようなエクストリームエッジ。
その先には、ニュージーランドの雄大な自然の中にある外岩でのクライミングが待っています。
オリンピック競技になって、クライミング熱があがっているのは日本だけではありません。
世界各地で表面化してきていますね。
また、日本では規律上、法律上なかなかできないクライミングが、世界に飛び出せば可能な場所もあります。
人が登っている風景を見るだけでも、一見の価値あり!
ぜひ旅にお出かけの際には、面白スポットを探してみてください。
そこがクライミングスポットなら、勇気を出して登ってみるのもありです。
多くはちゃんとインストラクターさんがいるので、丁寧に教えてくれますよ。
ぜひ!!
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