各テレビ局でも東日本大震災10年の特集番組が放送されています。
新型コロナウイルスとの戦いの中、2021年の3月11日を迎えました。
昨年も封じ込めが出来ずに、感染者数が増えてきている中での3月11日だったと記憶しています。
東京都に関して言えば、緊急事態宣言中ということもあって、自宅にて黙祷をすることとしました。
先ほどの天皇陛下のお言葉にもありました。
「震災を過去のことではなく、現在も続いていることとして捉える必要がある」
一部の帰宅困難地域が解除になり、これまで更地だった地域には新しい商業施設が建ったりと、少しづつですが一歩一歩復興が進んでいるのだと思います。
もちろん、本当の意味での復興とは程遠いままで、10年経ってもこんなものかと、落胆する面もあります。
復興五輪はいつの間にかに、コロナ終息の暁となり、やはり10年の長さを感じせざるを得ません。
実際には新型コロナに対しても政府は何も出来ていませんが。
私はというと、例年3月11日には、私自身が経験した東京九段会館での東日本大震災の被害について、訴えをし続けてきています。
私が講師として勤めていた東京観光専門学校の卒業式を取り行っていた九段会館のつり天井が崩落。
2名が死亡、31人が重軽傷を負った事故。
東日本大震災において、地震による直接死に数えられます。
歴史的に価値があるとはいえ、東京での震度5の地震で天井が崩落してしまう建物にも関わらず、大勢の人間が集まることを許容。
会館を管理していた日本遺族会の当時の会長の古賀誠元衆院議員(73)と支配人の男性(60)について業務上過失致死傷容疑で調査を進めていましたが、立件を見送る結果に。
捜査一課は、事故当時、つり天井についての明確な法定の耐震基準がなく、遺族会は国が定めていた範囲の定期検査は行っていたとして、二人の予見可能性は問えないと判断。
法律上「天井が崩れてくることは正当」という事だそうです。
2016年になり、「岩」が吊るされていたも同然だという結果を聞かされました。
東京都の検査が不適切で、建物の一部崩壊という「人災」であったということが明白に。
「忘れない」という方々もあれば、みんなに帰ってきてもらう福島にするためには「忘れて欲しい」と願う人。
観光コンサルタントの仕事をしていて、様々な考えを持つ方々と出会ってきました。
そして、九段会館での東日本大震災においては、
「無かった事にしたい」
連中がいます。
「もう謝罪をしたのだから、いいでしょ!」
と震災の遺族に足蹴りを喰らわす遺族会。
そして記録映像として当時の状況を撮影していたのにも関わらず、私たちの意思に応えず公開をしてこない、東京観光専門学校。
あれ以来私の元に、数々のメディア、記者の方々からご連絡を頂戴しています。
当ブログも読んでいただけているようで、少しでも伝わっていると恐悦です。
しかしそんな記者の方々の力を持ってしても、遺族会も東京観光専門学校も動きません。
災害と向き合っていくしかない、そのための教訓として当日の出来事を的確に伝えたい。
それを何故平然と踏み躙る事ができるのか、彼らの低俗さには理解ができません。
災害が来ないことを祈るのもいいのですが、この日本という国に住んでいる以上、災害が来ないことを祈っても意味がありません。
災害は来てしまう地理なのですから。
災害が来ても負けない、ちゃんと対処できることを目指すしかないのです。
どこにいても災害にあう可能性を考えて、未来を考えていくことになるのだと、私は思っています。
九段会館震災から9年。解体進み、うやむやのまま
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8年。東京の東日本大震災も九段会館から未来へ続くのか?
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幕がかかる九段会館、8年で終焉に加速が。これは東北でも同じか
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九段会館からようやく・・・震度6強で倒壊恐れ、建物名を公表へ
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東京での東日本大震災7年、九段会館の未来とは?
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【※写真有】黙殺される九段会館での大震災。今考える命の価値。
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九段会館を振り返る、スーパーJチャンネル出演
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東日本大震災最初の犠牲者はどこへ?活かされない命の教訓
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九段下と東京は何も変わらなかった、この3年
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「国が握りつぶした」私の大震災2年目@九段下
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九段会館での、その後。
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九段会館での3月11日【H.22年度卒業式】
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九段会館での3月11日【H.22年度卒業式】2
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九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】1
http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11188710777.html
九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】2
http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11189313446.html
九段会館で起きた事【H.22年度卒業式】3
http://ameblo.jp/dithiblog/entry-11189627996.html
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