旅スポットど真ん中?バックパッカー泊という選択

星空世界遺産で一躍有名になったニュージーランドのレイク・テカポ。


最高の快晴に恵まれ、星空を堪能できた今回の旅。



ここでの宿泊施設に選んだのが、バックパッカーです。


世界的な大チェーン店のYHA。


ニュージーランドではほぼすべての町にYHA、または加盟宿舎があります。


会員になれば各所でちょくちょく割引が反映されます。




バックパッカー


日本にはこの様に気軽に飛び込みでも泊まれる宿泊施設が少ない気がします。


観光コンサルタントとしても、民泊を進めるよりも、バックパッカーやこれに似た種類の宿泊施設を増やすほうが、圧倒的に効率的に、そして効果的だと考えています。


ただ、日本はまだまだ観光を「集客することによるビジネス」との認識が強いので、安い宿泊施設を推進する意気込みはないのでしょう。


もちろん、「少ない」だけで、日本人が知らない安宿は、ロンリープラネットに載っています。


一部の地域で非常に限定的ですが、外国人の方が多く泊まっているので、日本人としても日本にいないような感覚になる事間違いなしです。


ビジネスホテルというのが日本では進んでいますが、外国人的な感覚で行くと非常に中途半端。


ホスピタリティを求めて来る人にとっては物足りないですし、安宿として利用するには値段が高い。


本当に訪日外国人を増やす事を目的に考えるならば、為替に左右されない物価と、もっと利用しやすいゲストハウスやB&B、そしてバックパッカーの様な宿を増やすことが優先されるのですが。


行き当たりばっ旅もしやすくなりますしね。




そんなレイク・テカポのYHA、非常にいいロケーションに建っているんですね。



湖の湖畔に陣取り、暖炉のあるラウンジには大きな窓があって、湖を一望できるのです。


また町自体が小さいとは言え、中心地から近いのも便利。


バックパッカーなので、自分で食事を手配しなくてはいけませんので、スーパーが近いのは便利です。


夜星空観察するのにも、湖が近いのは安心でいいですね。



徒歩でも星空を眺めに行くことができました。


また、今回利用することは無かったのですが、YHAはネットワークが広いこともあって、ツアーやバスの手配も手伝ってくれるので非常に助かります。


星空観測ツアーの一部は、受付で予約可能。


と、言っても、多くのツアーデスクが町中にあるので、ほぼ歩いていける距離なんですよね。


直接行って予約することもできます。


6ベッドルーム

4ベッドルーム

ツインベッドルーム


など、施設の規模の割には、部屋のバリエーションがありました。


その中にも、男女一緒もあれば、別々もあります。


今回は男女混合の4ベッドルーム。



韓国人、ブラジル人、フランス人、ドイツ人、タイ人の皆さんとご一緒させていただきました。


と言っても、基本的には部屋にはいませんからね。


夜も星空を見に外に出ているので、本当に寝るだけ。


朝と夜の一瞬、他の方としゃべる機会があるかないか程度でした。


バックパッカーに泊まる人たちなので、英語はある程度できる方々だったので、ちょっとした会話でも困ることなくコミュニケーションをとることができました。


私の知る限りでは、日本人が共同部屋を避ける理由の一つにあるのが、このコミュニケーションです。


同じ部屋にいながら、言葉が通じないのは確かに不安ではありますね。


他にもプライバシーや清潔感なんていうのも、理由に挙げられます。


しかし、それも含めて旅の楽しさだと私は思います。


恵まれ過ぎている環境から抜け出して、「旅してる!!」って思うのが、この瞬間だとも思っています。


テイクアウトのコーヒーを片手に、この日の夜も、空を眺めていました。

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