スポーツ推進委員になって1年。
1期は2年なので、まだまだペーペー中のペーペーです。
丁度そんな時期に、関東各都県のスポーツ推進委員が集まり、スポーツの諸問題について研究協議し、資質の向上を図るのが、今回行ってきた「関東研究大会」。
今年は東京大会ということで、墨田区がメインになって開催されました。
今回のテーマは「スポーツが未来を変える~一億総スポーツ社会の実現に向けたスポーツ推進委員の役割~」
特に来年のラグビーワールドカップ、翌年の東京オリンピック・パラリンピック。
そして関西ワールドマスターズゲームズと、一大スポーツイベントが3年続きます。
日本、そして東京では、これらをスポーツの気運が高まる好機と捉え、「東京都スポーツ推進総合計画」が策定されました。
都民のスポーツ実施率70%達成を目指し、誰もがいつでも、どこでも、いつまでもスポーツを楽しめるスポーツ都市東京の実現に向けての活動をスポーツ推進委員に求められています。
今回の様な研修は、推進委員としてのあるべき姿と、今後の目線と新たな使命感、そして果たすべき使命の見直しをする非常にいい機会となりました。
初日は関東の推進委員の表彰式から始まりました。
具体的にどのようなご功績をたたえられての事かは、特別発表はありませんでしたが、最長推進歴44年の大先輩、やはり皆様20年選手の方々ばかり。
私の今後の目標となるものです。
シンポジウムでは、立教大学の副総長でもある松尾哲矢氏をコーディネーターに、「スポーツ参画人口の拡大に向けて~スポーツ推進委員への期待~」というテーマでお話しいただきました。
パネリストに
スポーツドクターの辻秀一氏
株式会社ルネサンス取締役の高崎尚樹氏
東京都障害者スポーツ協会の髙山浩久氏
と、スポーツの様々な分野から参加いただき、様々な目線からのお話しをしていただきました。
コーディネーターの松尾氏は、スポーツ庁の委員でもあることから、スポーツ庁の推進委員への考え方を明確にしてもらえました。
私の知らない目線からのお話しは、非常に勉強になりました。
若干翌日の分科会への前振り感が強く、もっと深堀りしていただいてもよかったのですが。。。
2日目は、分科会として3つのグループに分けられます。
私が行ったのは、すみだリバーサイドホールでの「スポーツからアクティブライフへ~身体活動の習慣化に向けて~」。
スポーツによる健康増進の効果を得て、維持するにはスポーツの習慣化が課題であるといます。
余暇の時間や仕事の時間を問わず健康を目的としたり、スポーツや身体活動のその意味は幅広くなっています。
早稲田大学スポーツ科学学術院教授の岡浩一郎氏をコーディネーターに、
明治安田厚生事業団の甲斐裕子氏
ウエルネス操体法インストラクターの荒木邦子氏
が話題提供者として、お話しをしていただきました。
企業が従業員に対し運動不足の解消を促し、仕事の中にもスポーツを持ち込む事を理念とした「健康経営」。
高齢者と介護予防啓発に地域体操を提案する働きをお話しくださいました。
事例の一つとして、府中市の府中体操が取り上げられました。
どちらも普及、啓発活動に、そして指導の立場として推進委員の存在が不可欠であり、今後の期待というお話でした。
特に地域企業が健康経営を目指した場合、指導者選びが一番の課題となります。
大企業ならば、フィットネスジムからインストラクターを呼ぶ事も可能ですが、地域密着企業や中小企業ではそうはいきません。
地域体操も、実際どのくらいの方が知っていて、あるいはどれだけの人が教えることができるでしょうか?
これらの課題の解消に、推進委員が一番身近な存在となると、地域の健康促進が進むのではないか?というものでした。
ディスカッションの時間には、他県の推進委員とコミュニケーションをとる事も出来、貴重な意見交換をさせていただきました。
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