宇奈月でトロッコに乗らないでトロッコを楽しむ

いよいよ北陸めぐりの旅も、大詰め。


海と山の富山の、山側をまだ楽しんでいないので、魚津から富山地方鉄道に乗り宇奈月へと行ってきました。


黒部と言うと「黒部ダム」が有名ですが、もう一つ、「黒部峡谷」を忘れてはいけません。


宇奈月駅から欅平駅へ、10の駅を片道80分かけて走るトロッコ電車。


渓谷に沿って走るトロッコの車窓から、黒部峡谷の大自然を眺め、沿線の温泉やグルメを楽しむのが鉄板ですね。


しかも10月後半から11月にかけての紅葉の時期は、切符の争奪戦!


WEBサイトから予約もできるのですが、天気がわかりませんから、なかなか悩まさせてくれます。


ところが、そんな鉄板旅をするために北陸行っているわけではありません。


以前訪れた際にトロッコに乗っているので、今回はトロッコに乗らずに宇奈月を楽しんでみることにしました。



宇奈月温泉は「富山の奥座敷」、名湯で知られていて、実はトロッコに乗らずに景色の良い宿に泊まってユックリと時間を過ごすという楽しみ方も確立されています。


ただその多くの人がトロッコ電車に乗って、欅平まで行くと言うだけの話。


ゆったり散策して、足が疲れたら足湯に入って・・・



宇奈月温泉駅についてまず向かったのは「宇奈月神社」。


中国人だらけの駅前と違って、人がいなくなる、静かな空間が神社にはありました。



無人で、御朱印もありません。


雰囲気がとてもいい神社でした。 狛犬や鳥居は比較的古そうに見えるのですが、ガラスに囲まれたきれいなお社。 新しいのか、建て替えがあったのか。


おみくじを引いてみました、大吉です!


宇奈月神社から道を渡って、駐車場を少し上に上がったところにあるのが、やまびこ展望台。


トロッコ電車が宇奈月駅を出発して、最初の絶景である新山彦橋を渡るところを上から望むことができます。



そして目指すは「やまびこ遊歩道」。


冬季は閉鎖されているのですが、かつてトロッコ電車が走っていた軌道敷と鉄橋やトンネルが遊歩道として開放されていて、宇奈月ダムまで歩くことができるのです。


徒歩30分と案内されていますが、坂あり階段ありなので、しっかりと歩く心持が必要です。


しかしそこから望める景色は期待を裏切りません。


この日は天気も良かったこともあり、とにかく気持ちのいい眺め。


ここで初めて「もっといいカメラが欲しい・・・」と思いました。 時期的に少し紅葉には早かったですが、色づき始めた景色というのもいいものです。

そして現在のトロッコ軌道である「新山彦橋」を眺めるベストスポットがこの遊歩道。


山彦橋と並んで架かっているので、トロッコが通る時間に合わせて訪れる人が後を絶ちません。


ただ今年はカメムシの大量発生という事もあって、若干邪魔者がうるさかったです。


虫が駄目な方は「キャーキャー」騒ぎ、ちびっ子はさすがに多すぎる虫の量に親に助けを求め。


私みたいに平気な人でも、カメムシは強烈な臭いがあるので、踏まないように足元に気を付け歩きます。


橋でトロッコが通過するのを待っている時も、ブンブンうるさい!!


とにかくカメムシが多いらしく、駅構内の案内にも書いてありました。


それでもトロッコがやってくるとカメムシどころではなくなりますがww


山彦橋を渡り切ると、探検心くすぐるトンネルに。


途中、新山彦橋を望める穴が開いていて、ここからカメラをかまえる人もいました。


私はタイミング悪く、トロッコを見ることはここからはできませんでした。


トンネルを渡り切ると見えてくるのが宇奈月ダム。



もちろん黒部ダムほどのインパクトはありませんが、ダムを間近に見ることができます。


湖と渓谷の眺めもいいものです。


また書きますが、ホント天気が良くて、最高でした!!


このダムの手前、春には桜が咲き誇る地点が、トロッコを見るにはいい場所3か所目です。


なんとほぼ正面から、目線の高さでトロッコを見ることができます。


ここからトロッコはトンネルに入っていくので、歩いて行けるトロッコを見ることができるポイントは最後かな(?)と思います。



こうやって乗ることなくトロッコを楽しむと、意外な景色に出会う事もできました。


魚津へ帰り、東京へ帰る準備をするのでした。


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