今年は控えめ?平成と令和をまたいだ府中のくらやみ祭り


天皇陛下の退位と即位の関係で、10連休となった今年のゴールデンウィーク。


自治会の打ち上げも終わり、ようやく今年のくらやみ祭りも終了いたしました。


前回の記事のように、府中のくらやみ祭りは非常に長い歴史があり、東京都の無形文化遺産に登録、関東三大奇祭の一つに数えられています。


結果的には、「日本で唯一平和と令和をまたいで神事を行っていたお祭り」となりました。


そんなくらやみ祭りですが、今年は少々おとなしかったという感想が打ち上げの際にも出てきました。



「神様を見ると、目が潰れる」という言い伝えから、夜中にお神輿が渡御するのが特徴で、「セイヤ、セイヤ」の掛け声と一緒に、日本一級の大きさを誇る大太鼓が町内を巡ります。


ところが、今年はちょっと静かではなかったか?との声が。


そう、私も実は夜中に目が覚めなかったのです。


毎年太鼓とお神輿の掛け声が必ず目が覚めて、写真を取りに出るのですが・・・


今年はまったくもってそれを覚えていません。


ニュースにもなりましたが、4日の夕方には府中で雹が降る夕立があり、かなり湿度があがりました。


その時間大太鼓が町内を巡っていたので、若干湿ってしまっていたという理由もあると言われましたが、やはり一番の問題は高齢化と叩き手の問題だと、長老が教えてくれました。


私自身見ていて思ったのですが、昔は体全体を使って大太鼓に突っ込むほどの勢いでバチを振っていた印象があるのですが、今年は腕だけで太鼓を叩いていました。


お神輿の担ぎ手も、長すぎる連休の影響なのか、大変少なくガラガラ。


神社の中が担ぎ手で溢れるほどになるのが恒例なのですが、今年はほぼ全員がかつげていたのではないでしょうか?


確かに今年のこの10連休はお祭りにとっても計算外で、これまでの担ぎ手の減少を、自衛隊府中基地などの方々に助けてもらってきました。


しかし皆さん10連休ですので帰省。


これまでと比べると、ゴールデンウィーク期間中の府中市の人口そのものが減ってしまっていました。


お買い物に行っても、どことなく人が少なかったですからね。


他にも、まだまだお祭りに参加するための入り口が狭いことと、自治会の中でもそうだったのですが、今の時代とはちょっと合ってないかなという習慣がちらほら。


お酒ハラスメント的なものも・・・


六角精児さん主演で映画化されることもあり、注目を集めているだけに、ここでくらやみ祭りも時代に合わせて変えるところは変える必要があるのではないかと考えさせられました。

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