東京から札幌へ恨みも?第60回全国スポーツ推進委員研究協議会に行ってきた

今年も行ってきました、全国スポーツ推進委員研究協議会。


今回の舞台は三重県の津市です。


私も観光コンサルタントお仕事で三重には言っているのですが、津から先には行ったことがありませんでした。


観光業のコンサルタントです!なんて言っていながら、伊勢神宮に行ったことがないというのはネタでしかありませんでした。


そこで、伊勢を巡って、三重をちょっと出て熊野・那智まで行ってみようとプラン。


スケジュールの隙間を縫った1週間の三重とちょっとαの旅です。




楽しみな旅とは言え、メインイベントはあくまでも研究協議会。


府中市スポーツ推進委員の代表として(行くのは任意ですが)全国大会に参加。


今年のテーマは、

「スポーツ・イン・ライフを目指して」

〜とこわか(常若)な社会の実現に向けて〜


スポーツを「する」「みる」「ささえる」ことには、健康や体力の維持、増進に役立つだけではなく、人生をより充実させたり、夢や感動を与えたり、地域活性化につながるなど、多様な力があります。


日常生活の中で自然にスポーツに親しむ「スポーツ・イン・ライフ」を実践することによって健康増進・健康寿命の延伸を図り、とこわか「常若」な社会を実現していくことが期待されています。


そこで地域スポーツのコーディネーターとしてのスポーツ推進委員が果たすべき役割や活動の方向性について研究協議するものです。


年に一度、全国のスポーツ推進委員が一堂に会し、目指す方向や資質向上、目的の再確認をするというのには大事な場所だと思っていますし、重要だと考えています。


委員の中には「行かなくていい」なんていう方もいますが・・・残念です。


出席者には、スポーツ庁や推進委員の長の方々がいらっしゃいますので、スポーツ庁の考える推進委員・長達が考える推進委員のあり方など、再認識する場でもあります。


私は参加することに価値を感じています。


第一日目、全体会の会場は「津市産業・スポーツセンター サオリーナ」。


サオリーナ・・・


「三重県 スポーツ」と言えば、霊長類最強女子と呼ばれる吉田沙保里さんですね。


沙保里・・・さおり・・・サオリ・・・サオリーナ


ご本人が命名の際にご提案されたのだそうです。


場内には吉田沙保里さんの功績が展示されていました。


今年の参加者は約4000人。


昨年の鹿児島と比べると、行きやすいこともあるのか大変多くの参加人数となりました。


勉強会の講師が・・・というのもあるかもしれませんがww それは後ほど。


ただ、いい施設です。


私の知っている中でも、地方都市では田んぼの中にとてつもなく大きな施設があるというのは、よくあるのですが、それでも立派な建物です。


こんなスポーツ施設があるなんて、うらやましいくらい。。。


そもそもステージによって1面が潰れているのにもかかわらず、4000人が入るほどの広さですからね。


それに加えて、他にもアリーナがいくつかありました。


来賓のご挨拶、功労者・団体、長期勤続の皆さんへの表彰式と続き・・・



講演会、「心で走る」


講師 瀬古利彦


はい、何を隠そう私も面白い講演になるなと思っていました。


テレビでもお話していましたが、とにかく東京2020でのマラソン競技札幌移転は瀬古さんにとっては非常に不愉快な話だったのでしょう。


講演会でも恨み辛みが要所要所に。


ちょっとした裏話や、なぜこんなに言っているのかなど、貴重なお話をしていただきました。


もちろん、全国大会が決まった際には札幌移転の話はなかったので、ここまでの裏話が聞けるとは思っていませんでしたが、タイミングがタイミングになりましたからね。


選手達の声や、陸連の考え方など、これを聞くとIOCってのはひどいものです。。。


それだけではなく、選手・指導者・連盟の理事と、様々な立場で陸上競技界に携わっていているわけですから、為にならない話なわけはありません。


まぁ〜話が上手な上に、様々な経験をされていますからね。


私も様々な講演会を聞いていますが、こんなに面白かった会はありませんでした。


シンポジウムと続き、もう終わる頃には暗くなり、ちょっと離れたホテルに帰るのでした。

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