いつからかの憧れ那智へいざ!夕陽100選は駅裏に

昨年になってしまいました、紀伊半島旅。


全国スポーツ推進委員研究協議会で三重県の津市に行ったので、いつからか憧れていた熊野と那智まで足を伸ばしました。


熊野那智大社のお参りを済ませ、そこから歩くこと5分ほどで、絵葉書やポスターなどで登場する「三重塔」が見えてきます。



この三重塔と那智の滝の画は、那智を代表する様な構図ですよね。


私が訪れたときは植木屋さんが入っていて、脚立やブルーシートがありましたが、定番な光景ですが実際に自分の目でみると、やはり感動する組み合わせです。


中はエレベーター完備で、一気に一番上へ上ります。


上は展望台になっていて、那智の滝を遠目ですが見ることができます。


ここからだと滝壺もしっかり見えますね。


また逆方向では参道が一望でき、遠くにはどこかの海を望むことができました。


ぐるっと一周まわって、中へ。


各階には、那智に関連した菩薩様が安置されていたり、絵画が展示されていました。


三重の塔ということですが、階数としては4階の様な気がしながら、三重塔を後にします。


道なりに降っていくと、再び熊野古道らしい石段へと続いていきます。



周りはうっそうとした木々に囲まれていて、中には大変立派な杉もあります。


静かで厳かな雰囲気な中、微かに滝の音が聞こえています。


ここを抜けると、那智の滝の最終ポイントである「飛瀧神社」が見えてきます。


熊野那智大社の別宮で、那智の滝そのものが飛瀧神社の御神体となっている神社です。


鳥居はありますが、社はありません。



最初の鳥居をくぐってから、もうしばらく階段を下ります。


本当に階段が多い・・・


大門坂から登り始めると、確かに人によってはかなり厳しい参拝になるかと。


石段には手すりがついているので、気をつけて降ります。


入り口の鳥居から歩いて数分で、ついに、いつからでしょうか・・憧れがあった那智の滝に到着です。


賽銭箱と鳥居のみがあり、その先に落ちる大瀑布のなんと絶景。


自然に圧倒される瞬間です。


滝自体が御身体ですので、参拝することになるのが、滝そのものです。


高さ133m、滝壺の深さ10m


日本一の高さと水量の滝となっていて、茨城県の「袋田の滝」と栃木県の「華厳と滝」と並んで「日本三大瀑布」の一つにも数えられます。


滝の左手から、入場料300円を支払うことで滝に近づくことができる、裏手に入ることができます。


滝への道の途中には「延命長寿の水」がいただける水場があり、100円納めることでいただくことができます。


少し上ったところに拝所があり、那智の滝を目の前で眺めることができます。



虹もしっかりカメラに収めることができました!


滝の上にしめ縄がかかっているのですが、神社の方がおっしゃるに、台風19号の際に切れたそうです。


それだけ水量が増えたんですね。


また、今望めているのは「一の滝」であり、上部にさらに滝が続いていきます。


行けばわかると思っていたのですが、那智原始林として「神域」となっていて、通常は立ち入り禁止となっているんですね。


一年のうち短期間、「神秘ウォーク」というツアーにて、しっかり御祓をしてもらい許可をいただいたうえで行ってみることが可能なのだそうです。


次訪れる際には、気にしてみようと心に決め、先ほどの鳥居のある場所に戻りました。


大変良い天気だったことも幸いし、長年訪れてみたいと思っていた那智の滝には、本当に心満たされました。


自然に囲まれ那智のパワーを感じれる神秘的な場所でした。


大自然に癒されることはもちろんのこと、古くからの信仰と歴史を感じれる、素晴らしい機会となりました。


帰りは、那智駅に向かうバスに乗り込み、那智駅から新宮駅方面に向かうバスに乗り換えます。


バスは約30分おきには来るのですが、駅周辺をまわっていなかったので、ちょっと散策。


駅の裏にはこんな海が広がっていたとは、まったく気がついていませんでした・・・


夕陽百選にも選ばれている砂浜が広がっていました。

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