八丈島に降りるのは大変?山に囲まれた空港とふれあい牧場

観光コンサルタントとしては初めての島旅、八丈島旅。


なかなか八丈島では天気予報が当たらないと聞いていましたが、なんと前日は大嵐予報が大当たり。


思う様に行動できなかった2日目とは変わって、3日目は雨は止んで青空が。


風がかなり残っていて、朝方はこの風で起こされました。


ホテルで朝ごはんをいただき、この日はまず空港へ。


実はこの八丈島旅、最初の2日は私が前乗りという形で、この3日目から仲間が合流することになっていたのです。


朝一の飛行機、8時半には空港につくことになっていたのですが・・・


空港に向かって車の中から見たのは、空港とは逆向きに飛ぶ飛行機の姿。



そうなんです。。。


この風の影響で、もともと引き返す条件付きでの運行だったのでしたが、実際に降りること叶わず、仲間たちを乗せた飛行機は羽田空港へ引き返していったのです。


私も観光コンサルタントという仕事柄、飛行機にはよく乗る方なのですが、引き返したことはありません。


結構揺れた印象があっても、空港に降りられていたのですが。。。


引き返してしまったものは仕方ありません。


実際には1ヶ月に1回2回あるかという話なのだそうです。


確かに飛行機というのは、風と霧には太刀打ちできませんね。


八丈島の場合はほぼ、八丈島側の天候が影響するらしいのですが。


調べてみると、結構冬は大変なのだそうです。


南国っぽいイメージがありますが、寒いし強風が多くなるみたいで、記録的には月の半分、欠航が続いた時期もあった様です。


ただし、八丈島を結ぶのは飛行でだけではなく、船という選択肢もあります。


そして主に船で必要物資や生活品の輸送をしているそうなので、島の方の感覚としては、飛行機が飛ばないよりも、船の動かないという方が困るのだそうです。


運も良く、同じ日の夕方、八丈島行き最終便が取れ、なんとか同日に仲間たちと合流することができたのですが、“ある意味”貴重な体験をさせていただきました。


何はともあれ、地上にいる私ができることなんて多くはありません。


最終便の飛行機に乗れるという連絡を受けた私は、何もしないわけにはいきませんので、前日できなかった旅巡りを再開です。


まずは島の全容が把握できるかと思い、八丈富士途中にある「ふれあい牧場」へ。


そこで「なるほど」と思わせる光景を目にするのでした。


車で15分ほど、八丈富士を登っていき、登山口との分岐を左へ曲がったところにあるのが「ふれあい牧場」。


標高はそこまで高くないのですが、いかんせん周りは海。


とても眺めがいいところです。


トイレとちょっとした椅子が置いてある程度の建物がある程度。




特に牛舎や何かしらの施設があるわけではありません。


季節限定ですが、アイスクリームを売っているジェラートハウスがやってくる時もある様ですが、残念ながらいただけませんでした。


名前通り、牛とのふれあいができる牧場で、間近に観察できます。


放牧されているので、牛が近くにいないこともあるそうですが、私が訪れた時には目の前に。


海に囲まれた高地ですので、ただでさえ風が強い上に、この日は特に強風が吹き荒れていました。


気温がかなり低いので、体が冷えない様な格好する方がいいですね。


それでもこの光景は素晴らしい!



牛ものびのびとしていますね。


人にとっても、東京都とは思えないほど、都心喧騒とは無縁の世界。


この景色に心を奪われて、島へ移住する人がいるというのも、わかる気がします。


ただ、この風景が、この日、飛行機が帰ってしまう理由なのだとわかりますね。



三原山と八丈富士に囲まれた狭い平地を利用している上に、外洋に浮かぶ島ということで、風の変化も多く強風にもなりやすいと言えます。


同じく霧が発生しやすい条件も揃っている、国内でも大変地形的に難しい場所にある空港です。


空港の西側にはすぐ民家が並び、これはパイロット泣かせな空港ですね。


これだけの風です。


八丈富士の上を目指すのは得策ではないと踏み、木々に囲まれたトレッキングのルート目指し、この日はここで八丈富士を後にしたのでした。

かんみどころ~観魅処~観光の魅力発見・観光コンサルタントの魅力満喫・観光ガイド

観光地の魅力発見!当店が扱うのは「観魅」、地域魅力です。観光地には観光コンサルタントが、観光客誘致と観光地の見どころ。観光客には、旅の仕方と魅力の満喫方法を!観光・旅行業界、そして旅行者の為のコンテンツサイトです。