いや、面白いです!
そして今日のお題にあった、「尾瀬国立公園のシカ問題」 尾瀬のシンボル的な存在でもあるミズバショウがシカの食害にあっている問題が取り上げられていました。 つい先日、「経済発展と自然保護にゆれるブラジル」の記事も書きましたが、こちらも、難しい位置で揺れている問題ですね。。。
今までの環境であればシカが急増することもなかったのでしょうが、温暖化によって越冬できるシカが増えている点や、シカも生き物である以上移動もしますからね。
まぁこれも自然というか、地球が星の一つであって、星である以上、様々な環境の変化から逃れることはできませんよね。。。 問題は国立公園の保護地区であるため、外部から入ってきたシカであっても狩る事が出来ない。
また大掛かりなフェンス工事や器物による対処ができない事があげられます。 そして猟師その人達も減っているので、猟解禁になったとしても、予想以上に効率が悪いでしょうね。 逆の発想をすれば、シカにとっては撃たれることがない安全地帯で、人間も木道からは出てこない。 食べ物である草はたくさんあるし、ミズバショウなんていうご馳走もある。
国立公園の内部へ行けばいくだけ、シカにとっては天国。 しかし、ミズバショウの目線では一大事です。 シカを含めて、動物の食害というのは、基本的にはその一帯の全滅を意味するとも言われています。
大元の原因は不明ですが、あくまでも「尾瀬の事を考えた」発言をさせてもらうと、ミズバショウがなくなり、この周辺の自然がなくなるのは阻止したいですね。 過去にも、シカの食害によってつぶれた山や森林は実際にあります。 シカも動物。 動物保護も尾瀬の保護も両立するなんて事ができるのか。
なんかニュースになっていないのが不思議でたまらないのは、私だけですかね??
【追記】
他の場所でも起きているシカの食害として、鈍い書き方をしていました。
ちょっと例を見つけたので、書いてみます。
「奥秩父」 レンゲツツジ - 全滅
「日光国立公園」 シラネアオイ - 全滅(期間:10年)
「富士山麓」 ウラジロモミ - 8割壊滅 「北海道支笏湖」 食害が進行中。土砂被害の予想が出ています。
「宮城・鹿児島 霧島連山」 希少植物に指定されている、ミイケイワヘゴ、キリシマワカナシダ、タカチホイワヘゴ、キリシマタヌキノショクダイがほぼ全滅
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シカか、植物か。。。 えげつない選択肢ですよね。。。
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