NZらしさ求めトレッキング!南半球のアルプス目指して

ニュージーランド旅、1つ目の目的がクライストチャーチ地震を巡る事。


そして2つ目の目的。


それがトレッキング


私が登山を始めたきっかけが、このニュージーランドでのトレッキング経験なんです。


つまり今の趣味の原点に戻る事。



トレッキング、と日本で考えれば「山頂」を目指す登山と結びつくことが多いですね。


ニュージーランドでは、トレッキングというと「山頂」へ向かうよりも自然の中を歩き、景観を求めることが一般的な理解です。


なので、日本よりもレジャーなイメージで、構えずに気軽に楽しむ事ができます。


実際に、老若男女問わず、家族でもカップルでも一人でも、非常に多くの層の方々が歩いていました。


特にニュージーランドの山々は世界でも類を見ないほど美しいと評判で、併せて植物や動物など、ニュージーランドならではの進化を遂げた生き物が根付いています。


そんな中を自分の足で歩くというのは、NZらしさを求める上では外せません!


そのためかトレッキングよりも「てくてく歩く」トランピング"tramping"という言い回しがあります。


と、言っても、自然の中を3~4時間歩くわけですから、準備無しで挑むのはお勧めできません。


ほとんどのトランピングコースは「Department of Conservation (DOC)」=自然保護省によって管理されています。


標識はもちろん、山小屋や木道などの整備がなされています。


また、人間に害を及ぼすような大型の猛獣や毒蛇、毒虫が存在しません。


途中の草むらでガサガサ音がしても、それは鳥や昆虫類です。


飛べない鳥の宝庫でもあるニュージーランドで、この様な鳥に出会うことは素晴らしい事。


警戒ではなく、むしろカメラを構えて探ってみると、いい出会いになるかもしれません。


そんなトランピングが盛んな地域の一つが、ニュージーランドで一番高い山マウント・クックがそびえたつアオラキ・マウントクック国立公園です。



アオラキ・マウントクック国立公園


標高3724mのマウントクックと、19の3000mを超えるピークの山々によって形成される氷河を楽しむのが醍醐味。


700平方キロメートルを超える面積の国立公園で、ユネスコの世界遺産に登録されています。


「南半球のアルプス」の名にふさわしい山岳地帯です。


年間平均降水量が4000mm、降水日数は149日と、非常に不安定な気象のため、山々の勇姿を山頂まで見られるのは運次第です。


「この時期なら!」というのもないですし、山の天気でもあるので、朝晴れていてもいつの間にかに大豪雨なんてこともあるので、情報収集はバッチリとしていくことをお勧めします。


国立公園の拠点となるのは「アオラキ・マウントクック・ビレッジ」。



南半球のアルプスへの入口、アオラキ・マウントクック・ビレッジ


クライストチャーチからだとバスで4~5時間ほど。


私は今回レイク・テカポを拠点としていたので、車で1時間でした。


ビレッジ内にもいくつか宿泊施設があるのですが、世界中から人が集まるわけですから、季節によっては予約も大変です。


私みたいに近くの町に拠点を置くのも一つの手ですね。


また、山好きならぜひ訪れておきたい、あのエベレストに初登頂したエドモンド・ヒラリーの博物館はここにあります。


ヒラリーの愛用品や雪上車などが展示されていて、マウントクックの歴史と共に学ぶこともできます。


私は今回、このアオラキ・マウントクックでは2つのコースを歩いてきました。


整備された道とは言え、装備は日本の登山と同じです。


雨具や食料、飲み物はもちろん、可能であれば登山靴の用意があるといいですね。


そういう意味では、行動食などは種類もあってニュージーランドでも揃えやすいです。



トランピング環境が整っているからこそ、必要なものも比較的手に入りやすいのはお国柄。


天候にも恵まれたトランピングは・・・次回。

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