がけ崩れから復帰の岩殿山ハイク


山頂からの富士山の眺め、大月駅からのアクセルが良い事で、標高こそないものの人気のある、山梨百名山・秀麗富嶽十二景の一つ岩殿山。


東京スカイツリーと同じ、634メートル。


首都圏からも行きやすいので、年間約4万人の登山者が訪れていたのです。


東京から山梨へ向かう際、中央道から見ることができるとあって、登山に興味がない人にも、名前くらいは知られています。


そんな岩殿山、2017年8月に、長雨と台風の影響で大規模な土砂崩れが発生し、登山道が通行止めとなっていました。


しばらくは登れないかな・・・と思っていた矢先、なんと4か月で一部の入山規制が解除。


今年に入って本格的に再開へとなったそうです。


そんな岩殿山に、ようやくとなってしまいましたが、行ってきました。


もともと、甲斐国都留郡の国衆小山田氏の居城とされ、戦国時代には東国の城郭の中でも屈指の堅固さを持っていたことで知られた岩殿山。


その城跡として整備された岩殿山城跡・丸山公園から、稚児落とし、浅利集落へと抜けるルートを歩きました。


現在も、山の東側のルートは復旧の見通しが立っておらず、通行止めとなっている他、今回の西側のルートも、山内部では崩落の形跡がちらほら見られました。


また中腹にあるトイレとふれあいの館でのトイレは、現在も利用ができません。



登山道も以前訪れたときよりも、狭くなっている部分が多くなっていた気がしました。


また大雨が続いていたこともあるのか、登山道が水道の様にえぐられていて、歩きにくい箇所も何か所か。


以前のイメージ通りで行くと、ちょっと予定外な思いをするかもしれませんね。


もちろん、経験とレベルにもよるとは思いますが。


ただ、目玉の岩場と稚児落としは健在。


ここは以前と変わらず注意と、少しでも「無理」って思ったら迂回路を使う方がいいですね。


ただし、実際に見には行けませんでしたが、迂回路も「歩行困難」というような表示がありました。



今になって様子を見てくればよかったと思っていますが、もしかしたら必ずしも迂回路が安全というわけではないのかもしれません。


そして各所で注意が促されている熊。


大月周辺も熊の住処となっているので、出会わないよう、そして出会ってしまったときの準備をしておいた方がいいかもしれませんね。


他のブログ様なんかでは、イノシシとの出会いを綴っているものもありましたし。


がけ崩れがあって、中央道が通れなくなった時期もありました。


そんな山が、大月の方々のご尽力で、また登山者が楽しく登れるように復旧した。


行きやすい中にも、山の魅力がたくさん詰まった岩殿山を、また登れるようにしてくれた皆様に感謝して。

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