サミットの舞台賢島としまかぜ2/3編成、真珠の聖地巡り


逆光眩しい横山展望台をお昼には下山。


志摩横山駅から普通電車に乗って向かったのは「賢島」。


英虞湾に浮かぶ島の一つで、島を一周歩いても1時間ほどでまわれちゃうコンパクトな島ですね。


真珠の聖地であって、2016年の伊勢志摩サミットの開催地となったことで一躍有名に。


実際に島のあちこちで、真珠とサミットの名残を見ることができました。


また、横山展望台から見た英虞湾を改めて目の前で見る景色は、とても気持ちの良いものでした。


駅は近鉄最南端になる「賢島駅」。


志摩横山駅で私の前を通り過ぎた「特急しまかぜ」が止まっていました。


1編成が止まっているのはわかっていたことなのですが、賢島駅にはなんと2編成が。


特急しまかぜは全部で3編成。


実際に乗ることが出来ずに残念に思っていたのですが、十分に満足です!


賢島駅の2階には「伊勢志摩サミット記念館」があり、サミット当時の様子が事細かに展示されていました。



実際に使われたテーブルと椅子が展示してあり、座って記念撮影することもできます。


そして当時参加した世界のトップ達のサインと一言も飾られています。


なんかすごい個性が出てます。


小さく書いてる方もいれば、真ん中に堂々と書く人もいれば、斜めに文章を書いていたり。


あの時のトップの方々の一言をじっくりと鑑賞できました。


もちろん、読めない言葉もあるので・・・鑑賞です・・・


併設するレストランでこの日のお昼ご飯を。



松坂牛重です!


2階ですが、窓からはしまかぜを眺めながら飲食できますので、特に子供達とおじさま達がその席を占拠していました。


私はゆっくり眺めているというよりも、ご飯食べて早速散策へ出発です。


志摩マリンランドや様々なサミット関連のモニュメントを眺めながら、賢島大橋へ。



時間的に見ることはできませんでしたが、「日本の夕陽100選」に選ばれているほどの景色を見にいきます。


英虞湾特有の、養殖筏と稜線の合わさった景色は独特。


後日になって判明したので、少々失敗したと思っているのですが、実はこれらの筏はいくつかの種類があるのだそうです。


波の穏やかな場所、潮流のある場所などで別物なのだとか。


真珠の養殖もあれば牡蠣の養殖筏、海苔などもあるそうで、養殖しているものによって筏の形が違うのだとか。


いやぁ、見れなかったです・・・よく見ておけばよかった!!


そんな養殖業盛んな賢島ですが、その中でも世界的な人気を誇っているのが、真珠です。


昭和30年には国立の真珠研究所が置かれたり、円山公園には真珠よ供養塔が建てられ、真珠を採る際に犠牲となる母貝の供養祭が毎年10月22日に開催されています。


“真珠のふるさと”英虞湾として、現在の真珠養殖技術が確立された地ですね。


この様な背景から、伊勢志摩サミットが開催されることを記念して「かしこみち」が整備されました。



この道の舗装には、砕いたあこや貝が混ぜ込まれていて、日があたるとキラキラ輝くそうです。


ただ・・・日陰・・・


かなり細道でもあるので、日が高い時にしか見られませんね。


他にも真珠とあこや貝そのものが埋まっていて、賢島と真珠の関わりの深さを感じる道となっていました。



そしてこの道の端にあるのが「松井真珠店」。


映画「男はつらいよ」でも登場。


天然真珠を扱い始めたのが大正12年、養殖を始めて賢島にお店を構えたのは昭和4年と、真珠一本の老舗です。


他にもいくつか真珠屋さんがありますし、真珠の核入れ体験もできます。


とにかく真珠に溢れた島でした。


英虞湾巡りができる遊覧船や志摩マリンランドなど、まだまだ見所がありますが、伊勢市へ帰らなくてはいけません。


普通電車でも45分ほどです。


帰った頃には伊勢神宮外宮の参道には明かりが灯っていました。

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