しかし人数が増えている影に、ちょっとした心配な話も耳にします。
サマーレスキューでもありましたが、高山病がやっかいなんです。 ちょっと知っていれば、高山病にかかっても、すぐに下山すれば軽傷で済みます。 しかし実はこちらの高山病、持病をお持ちの方にはもれなく発病リスクが付いてくるんだそうです。
そもそも高山病は気圧や空気の量が関係しているわけですから、糖尿病や不整脈がある人には命の危険が伴うのはお分かり頂けるとおもいます。
糖尿病は「隠れ糖尿病」なんてのもあるくらいです。 酸素が薄い中での激しい運動にあたるわけですから、当然消費する糖は急増。 低血糖状態に陥るわけです。
意識を保つだけでも大変なくらいの体調に陥るのですが、「隠れ」の場合、本人はその重体具合には気が付くはずもありません。 おそらく少しの休憩で前進してしまう事でしょう。
また心臓への負担は特にで、不整脈や狭心症などがある場合には重体に陥ります。 実際に、登山中に救助要請があった山岳救難者数は今年1月から8月末までに87人。
このうち発病があったのは23人。 昨年は16人と、大きく上回っています。 観光業では、登山ブームにのっかり、山を売りにしている地域もあります。
必ず体調とご自身の体をしっかりと把握して、登山を楽しんでくださいね!
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